人間誰しもうっかり忘れるってことはあるものです。それによって、誰かにしわ寄せが行くと悲しいですし、しわ寄せが来る方はたまったものではありません。しかし、それが感情のないプログラムならそれは双方にとって幸せなことなのではないでしょうか?
今回は、さらに自動化を進めます。
8時30分までに回答が入らないのメールアドレスに自動的に名指しの催促メールが入ります。これは結構なインパクトがあるようです。
前回同様の手順で、新たに次のようなフローを作成します。
1)スケジュール済みクラウドフローを構築する。
朝、8時30分にフローが実行されるようにします。
あとは、その下に2つのアクションを追加していきます。
2)Excelと接続。テーブルを取得。
まずは事前に用意したExcelワークシートの呼び出しです。Excelシートを保存したフォルダをしてくしてください。ぼくの場合は、OneDriveの自分のファイルの下に「アンケート回答記録」というフォルダを作成し、その中に「回答履歴.xlsx」を置いてあります。
3)Apply to eachで条件付けし、処理を分岐させる。
前回作ったフローで、解答が入った人のStatus列には、「回答済み」と入力されるように指定しました。
今回は、その列のデータを使って、すでに「回答済み」が入力されている(はい)場合は「アクションなし(何もしない)」で、入力がない人(いいえ)の場合はOutlookを呼び出して自動でメールを送信させています。
Outlookの「メールの送信(V2)」の中身は、宛先を「User」列(メールアドレス入力済み)。
件名に【リマインド】健康観察にご協力ください
本文に「DisplayName」(本名フルネーム入力済み)を活用して、一行目に名前が入り、「以下のフォームに健康観察を送信してください。URL」としてあります。
これはかなり強烈みたいで、自動送信だと知らないみなさんはぼくから個人メールが来たと焦って送信してくださったようです。
ここまでの内容は、フォームにドロップダウンリストを使用した以外、ほとんど下記のページを参考にしました。はっきり言ってぼくの記事より分かりやすいので、そちらを見た方がいいかもしれません。
渡邊 正和 氏 2020年01月17日
クラウドエンジニアブログ Power Automate で Forms アンケートのリマインドを(半)自動化 https://www.softbanktech.co.jp/special/blog/cloud_blog/2020/0003/
ここからがいよいよ半自動化を全自動化に変えたTypeScript活用。今回の肝です。
その3をお楽しみに!